明治安田生命の「じぶんの積立」は、月々5,000円から始められる積立保険です。「本当に元本割れしないのか」「途中解約するならいつがいいのか」「2口なら満期でいくら受け取れるのか」「生命保険料控除は使えるのか」「クレジットカードで払えるのか」など、契約前後で気になる点は少なくありません。本記事では、2026年8月19日時点の明治安田公式資料、国税庁などの公的情報を確認し、メリットだけでなくデメリット、保障内容、税金、解約、類似する資産形成方法との違いまで中立的に整理します。

この記事の目次
- じぶんの積立とはどんな保険か
- 2026年現在の満期受取率と返戻率
- 1口・2口・4口ではいくら積み立てるのか
- じぶんの積立のデメリット
- 元本割れするのか
- 損切り・解約のタイミング
- 保障内容と加入できる年齢
- クレジットカード払いの注意点
- 生命保険料控除・控除証明書・確定申告
- 満期保険金や解約返戻金にかかる税金
- 予定利率・利率変更の考え方
- 2回目の申込み・再加入
- 口コミ・評判を見る際の注意点
- 営業の連絡を希望しない場合の対策
- じぶんの積立と類似する選択肢
※以下は2026年8月19日時点で確認できる情報です。新規契約時の保険料率、受取率、取扱条件、税制などは今後変更される可能性があります。すでに契約している場合は、ご自身の「ご契約締結内容通知書」等に記載された契約内容を優先して確認してください。
じぶんの積立とは?正式には「無配当災害保障付積立保険」
「じぶんの積立」は、明治安田生命保険相互会社が販売している無配当災害保障付積立保険です。
一般的な投資信託の積立とは異なり、株式市場などの値動きで日々価格が変わる金融商品ではありません。一定期間保険料を払い込み、満期まで契約を継続すると満期保険金を受け取る生命保険商品です。
基本的な仕組み
- 保険期間:10年間
- 保険料払込期間:5年間
- 1口:月額5,000円
- 加入可能口数:被保険者1人につき1~4口
- 月額保険料:5,000円~20,000円
- 被保険者の契約年齢:0歳~満75歳
- 契約者:満18歳以上
- 健康状態の告知:不要
- 配当金:なし
2026年7月改訂の公式ご案内ブックレットでは、被保険者1人につき最大4口、月額20,000円まで申し込めることが明記されています。
じぶんの積立の満期はいくら戻る?2026年8月は受取率110.0%
2026年8月1日現在の明治安田公式シミュレーションでは、10年満期時の受取率は110.0%です。
ここでいう受取率とは、「払い込んだ保険料累計額」に対する「満期保険金」の割合です。
| 経過年数 | 返戻率・受取率 |
|---|---|
| 3年 | 100.0% |
| 5年 | 100.0% |
| 7年 | 105.4% |
| 10年満期 | 110.0% |
返戻率・受取率は小数第2位以下を切り捨てた表示です。年齢・性別による返戻率・受取率の違いはないと公式サイトで案内されています。
1口なら5年間で30万円を払い込む
1口は毎月5,000円です。5年間、つまり60回支払うため、払込保険料累計額は単純計算で30万円です。
2026年8月1日現在の受取率110.0%を基準にすると、10年満期時の満期保険金は33万円となる計算です。
2口なら月1万円・満期66万円が目安
「じぶんの積立 2口」で契約する場合、毎月の保険料は10,000円です。
| 口数 | 毎月の保険料 | 5年間の払込累計 | 10年満期の単純計算例 |
|---|---|---|---|
| 1口 | 5,000円 | 300,000円 | 330,000円 |
| 2口 | 10,000円 | 600,000円 | 660,000円 |
| 3口 | 15,000円 | 900,000円 | 990,000円 |
| 4口 | 20,000円 | 1,200,000円 | 1,320,000円 |
上表の満期額は、2026年8月1日現在の受取率110.0%をそのまま当てはめた単純計算です。今後新たに申し込む契約の条件が変更される可能性があるため、実際の申込み時には最新の設計内容を確認してください。
2口が向いているかは「毎月1万円を5年間払えるか」で考える
2口なら10年後の目標額を約66万円に設定しやすくなりますが、「1口より2口のほうがお得」という意味ではありません。返戻率が同じであれば、基本的には支払額と受取額が比例します。
重要なのは、5年間にわたり毎月1万円を無理なく払い続けられるかです。急な医療費、住宅費、教育費などに使う生活防衛資金まで積立保険へ回すことは避け、日常的に使える預貯金とのバランスを考える必要があります。
じぶんの積立の保障内容|死亡時にも給付がある
じぶんの積立は貯蓄だけの商品ではなく、生命保険として死亡保障も備えています。
保険料払込期間中
- 死亡給付金:既払込保険料と同額
- 災害死亡給付金:既払込保険料の1.1倍
- 解約返戻金:既払込保険料と同額
保険料払込期間満了後
5年間の保険料払込みが終わった後は、死亡給付金と解約返戻金が積立金相当額となります。
災害死亡給付金は、不慮の事故の日から180日以内に死亡した場合や、所定の特定感染症によって死亡した場合など、約款に定められた支払事由に該当した場合に支払われます。
一方、両眼失明などの高度障害状態を理由とした保険金はありません。また、医療保険のような入院給付金や手術給付金を目的とする商品でもありません。「貯蓄に一定の死亡保障が付いている商品」と理解すると仕組みを整理しやすいでしょう。
「いつ解約しても100%以上」なら、本当に損をする場面はないのでしょうか。実は、名目上の元本割れと実質的な資産価値は分けて考える必要があります。重要なデメリットと解約判断を次のページで詳しく解説します。




