個人向け国債とは

個人向け国債って何?

個人向け国債とは、個人投資家を対象にした国債です。1万円という小額から始められ、元本は日本国(発行元)が保証しています。リスクの少ない投資なので、個人が、より安全に資産を運用できる国債です。
国債というのはもともと、日銀(政府)が国内の銀行を儲けさせるために発行する性質のもの。各銀行が日本の国債を買って投資で儲けていたものです。
そこに国民である個人投資家が目をつけ「投資先が国なんて、リスクの低い投資がうらやましい!」という流れになったので、国は「じゃあ、個人向けにも国債を売ろうか」ということで販売されたものです。
それに、税金ではまかないきれなかった国庫は、個人の預金を集めて補填するのが国としても都合がよかったのですね。国債は借金ですが、海外にお金を借りるより、国内で何とかしようという狙いもあります。そんな経緯で個人向け国債が発行されました。


引用:財務省

個人向け国債は、満期前に解約したとしても元本が保証されており(ただし、途中解約はペナルティを支払い必要あり)、半年に1度利子が受取れます。個人向け国債は日本国債(もともと銀行用に発行していたもの。利付国債)よりも低い金利が設定されています。




個人向け国債って定期預金みたいなもの?
満期まで預けておいて利子が受け取れるとなれば、それはもう定期預金と同じじゃないの?って思いますよね。ここでは個人向け国債と定期預金の違いを見ていきましょう。

対象取引判定基準配点
イオンカードセレクトorキャッシュ+デビット、イオンデビットカードを契約月末時点10点
イオンゴールドカードセレクトを契約月末時点30点
イオンカード利用代金の引落1円~2万円未満月間実績10点
2万円~4万円未満月間実績20点
4万円~6万円未満月間実績30点
6万円~8万円未満月間実績40点
8万円~10万円未満月間実績50点
10万円~12万円未満月間実績60点
12万円~14万円未満月間実績70点
14万円~16万円未満月間実績80点
16万円~18万円未満月間実績90点
18万円~月間実績100点
WAONの利用金額1円~1万円未満月間実績10点
1万円~2万円未満月間実績20点
2万円~3万円未満月間実績30点
3万円~4万円未満月間実績40点
4万円~5万円未満月間実績50点
5万円~6万円未満月間実績60点
6万円~7万円未満月間実績70点
7万円~8万円未満月間実績80点
8万円~9万円未満月間実績90点
9万円~月間実績100点
WAONオートチャージの利用月間実績10点
積立式定期預金の口座振替月間実績10点
投資信託残高(時価)1円~100万円未満月末残高10点
100万円~200万円未満月末残高20点
200万円~300万円未満月末残高30点
300万円~400万円未満月末残高40点
400万円~500万円未満月末残高50点
500万円~600万円未満月末残高60点
600万円~700万円未満月末残高70点
700万円~800万円未満月末残高80点
800万円~900万円未満月末残高90点
900万円~月末残高100点
投信自動積立の口座振替月間実績10点
外貨預金残高(時価)1円~100万円未満月末残高10点
100万円~200万円未満月末残高20点
200万円~300万円未満月末残高30点
300万円~400万円未満月末残高40点
400万円~500万円未満月末残高50点
500万円~600万円未満月末残高60点
600万円~700万円未満月末残高70点
700万円~800万円未満月末残高80点
800万円~900万円未満月末残高90点
900万円~月末残高100点
NISA口座(ジュニアNISAを含める)の開設月末時点30点
iDeCo掛金の口座振替月間実績30点
カードローンの契約月末時点10点
無担保ローン(証貸・カードローンを含める)残高月末時点30点
住宅ローン(フラット35を含める)残高月末時点
月間実績
30点
インターネットバンキングの登録月末時点30点
給与の受け取り月間実績30点
年金の受け取り月間実績30点
一番大きいのは金利の付き方です。定期預金は固定のみなのに対して、国債の10年は半年ごとに金利を見直す変動金利となっています。仮に「10年物の変動金利個人向け国債」と各銀行の「10年の定期預金」とを比べてみても、現状では国債の方が有利になっています。それは、国債の方は下限金利が0.05%に決められているからです。
さらにまだ相違点はあります。
国債の購入時期は1年に4回と限られていますが、定期預金ならいつでも預入れ可能。しかし、国債は満期前に市場に出したり国に買い取ってもらうことができますが、定期預金は売ったり買ったりすることができません。