運用商品の選び方と変え方

用意された商品ラインアップの中から自分で選んで運用します。商品は大きく2種類に分かれます。

  • 投資型商品:値動きのある資産で運用する。増える可能性がある一方、元本を下回ることもある
  • 元本確保型商品:満期まで保有すれば元本が確保される設計のもの。ただし途中で解約した場合など、条件によっては元本を下回ることがある

名前から元本がどんな場合も守られると受け取ってしまいがちですが、元本確保型でも条件によって扱いが変わります。商品ごとの説明書を読んでから選んでください。なお、ニッセイ個人型プラン(運営管理手数料無料コース)には預金のラインアップがありません。

商品の変更は2種類

運用商品は随時変更できます。方法は2つに分かれていて、意味が違います。

方法 内容
運用割合変更 これから拠出する掛金で買う商品の割合を変える。すでに持っている資産はそのまま
運用商品預替(スイッチング) 持っている商品を売り、その資金で別の商品を買う

今後の積立だけを変えたいのか、いま持っている資産も入れ替えたいのかで選ぶものが変わります。手続きは加入者専用のWebサイトか、ニッセイ確定拠出年金コールセンターから行います。

残高の見方

ニッセイ確定拠出年金インターネットという加入者向けのマイページ機能があります。掛金の残高、資産評価額、商品別の残高と評価損益、資産全体の利回りなどを確認できます。利用にはユーザーIDと暗証番号が必要です。

2025年9月にはスマートフォン用の「ニッセイDCアプリ」も提供が始まっています。企業の事務担当者向けには確定拠出年金 運営サポートサービスが別に用意されていて、こちらは電子証明を事前にインストールする必要があります。

転職したときの手続き

転職や退職で加入者の資格を失っても、それまで積み立てた年金資産は持ち運べます。これをポータビリティといいます。企業型に入っていた人は、転職先の企業型やiDeCoへ資産を移す(移換する)ことができます。

注意したいのは受け取れる時期です。企業型では60歳未満で中途退職した場合でも、給付は原則60歳以降の開始になります。辞めたからといってすぐに受け取れるわけではありません。移換の手続きには期限があるので、退職が決まったら早めに確認してください。

手数料の確認

確定拠出年金には、運営管理機関に払う手数料のほかにも、制度そのものにかかる手数料があります。ニッセイ個人型プランには運営管理手数料が無料のコースがありますが、それ以外の手数料までゼロになるわけではありません。

手数料は改定されることがあり、公式のお知らせでも2026年7月にiDeCo加入者にかかる手数料の改定が案内されています。申し込む前に、合計でいくらかかるのかを最新の案内で確かめてください。

よくある質問

企業型に入っていてもiDeCoに入れますか

事業主掛金が年単位拠出の場合や、マッチング拠出を利用している場合は加入できません。加入できる場合も拠出限度額の計算があり、残りが5,000円を下回ると加入できません。

掛金は毎月変えられますか

変更できるのは12月から翌年11月までの間に1回です。企業年金等に加入している人は毎月定額拠出のみになります。

商品を変えたら今までの資産も変わりますか

運用割合変更は今後の掛金だけが対象で、いま持っている資産はそのままです。持っている資産も入れ替えるならスイッチングを行います。

元本確保型なら損はしませんか

満期まで保有すれば元本が確保される設計ですが、途中で解約した場合など条件によっては元本を下回ることがあります。商品ごとの説明を確認してください。

60歳前に辞めたらお金は戻りますか

企業型では60歳未満の中途退職でも給付は原則60歳以降の開始です。資産は転職先の制度やiDeCoへ移換します。

まとめ

ニッセイの確定拠出年金は、iDeCoと企業型の両方で日本生命が運営管理を担う仕組みです。iDeCoは65歳未満の国民年金被保険者が対象で、農業者年金の加入者やマッチング拠出の利用者などは加入できません。掛金は月額5,000円以上1,000円単位で、企業年金等がある場合は月額55,000円から事業主の拠出額を引いた残りの範囲内で20,000円が上限です。運用商品の変更は、今後の掛金だけを変える運用割合変更と、持っている資産を入れ替えるスイッチングの2つがあります。給付額は運用成果で変わり、元本確保型でも条件によって元本を下回ることがあるので、商品の説明を読んでから選んでください。