りそな銀行は信託とリテールの強みを持つ銀行
りそな銀行は、メガバンクの規模と地方銀行のきめ細やかさを兼ね備えた、日本最大の信託併営商業銀行です。個人から法人まで幅広い顧客層に対応し、首都圏と関西圏を中心に展開しています。本記事ではりそな銀行の特徴とメリットをご紹介します。
りそな銀行の特徴
りそな銀行は他の銀行にはない独自の強みと特色を持っています。メガバンクと地方銀行、信託銀行の良さを組み合わせたビジネスモデルで、利用者からの支持を得ています。ここでは、りそな銀行の主な特徴について解説します。
信託機能を備えた独自のポジション
りそな銀行は、メガバンク、専業信託銀行、地方銀行の強みをあわせ持つ独自のポジションを確立しています。普通の銀行業務だけでなく、顧客の財産管理を行う「信託」も取り扱う信託併営の商業銀行としては国内最大の規模を誇ります。
個人の財産管理だけでなく、企業の事業承継のサポートや、国内の商業銀行では唯一、不動産仲介等の不動産業務も行っているのです。
リテールに特化したビジネスモデル
りそな銀行の貸出金は、約80%が個人や中小企業などのリテール向けとなっています。特に住宅ローンビジネスに歴史的な強みを持ち、自己居住用住宅ローン残高は2024年3月末で13.8兆円と全国1位の実績があります。
スケールメリットを活かすことで、リテール業務に特化しながらも効率的な経営を実現しているのです。
りそな銀行のメリット
りそな銀行の顧客になることで得られる具体的なメリットは多岐にわたります。特に透明性の高い経営方針や顧客中心のサービス提供は、高い評価を得ています。ここでは、りそな銀行を選ぶメリットについて解説します。
先進的なコーポレートガバナンスと透明性の高い経営
りそなホールディングスは、透明性が高く健全な経営を実践するために、2003年に当時、日本の銀行として初めて「指名委員会等設置会社」に移行しました。取締役12名のうち8名が社外取締役で過半数を占めています。
りそなには「役員室」がなく、役員室はガラス張りで仕切りのない大部屋になっているのです。社員も役員も社長も、同じ目線で対等に話し合い、情報を共有することでスピーディに正しい判断を行う体制が整っています。
顧客本位のサービスと便利な営業時間
銀行の窓口は通常午後3時までというのが銀行業界の常識でしたが、りそな銀行は利用者からの「不便」という声に応え、一部店舗で平日午後5時までの営業を実施しています。この「午後5時まで営業」は、従来の銀行の常識を変え、利用者に合わせたサービスの提供として注目を集めています。
また、りそな銀行はダイバーシティにも力を入れており、女性のライン管理職比率は30%を超えています。