隠れ優待とは?2026年最新の銘柄一覧・もらい方・権利確定日を徹底解説

隠れ優待の主な銘柄一覧|2026年7月30日時点

以下は、指定された銘柄名や証券コードについて、公式IR情報と直近の公表資料を中心に整理したものです。「過去に届いた」という情報と「今後も受け取れる正式制度」を混同しないよう、確認区分を分けています。

企業・証券コード 確認できる内容 現在の位置付け 重要な注意点
NTT
9432
100株以上を対象に、保有期間2年以上3年未満で1,500ポイント、5年以上6年未満で3,000ポイントのdポイントを進呈 公式に公表された株主向け特典 毎年もらえる制度ではなく、専用サイトでのエントリーが必要
コメダホールディングス
3543
2026年の定時株主総会で、議案の賛否にかかわらず有効に議決権を行使した株主のKOMECAへ500円分をチャージ 公式に案内された議決権行使の謝礼 2026年分のチャージ日は7月1日、有効期限は2027年5月末。次回も同条件とは限らない
WIZE
3664
2025年12月期分について、議決権行使者に500円分の選べるキャッシュレスポイントが届いた事例を確認 直近実績はあるが、恒久的な株主優待制度としては未確認 旧社名はモブキャストホールディングス。2026年4月1日にWIZEへ商号変更。次回実施は公式案内で要確認
大黒屋ホールディングス
6993
1,000株以上を半年以上継続保有する株主へ、店舗で買い物・売却時に使用できる3,000円相当の優待券 2026年7月23日に新設された正式な株主優待 初回は2026年9月30日と2027年3月31日の両方で、同一株主番号による保有が必要
三菱商事
8058
最新の公式IRでは、配当と自己株式取得を中心とする株主還元を確認 恒久的な株主優待制度は確認できず 過去の株主通信に文化施設の招待券が掲載された例があっても、現在の権利としては扱えない
丸紅
8002
最新の公式IRでは、配当と自己株式取得に関する還元方針を確認 恒久的な株主優待制度は確認できず 丸紅ギャラリーの存在だけで、株主が常時無料になるとは判断できない
北浜キャピタルパートナーズ
2134
最新の公式IR一覧を確認した範囲では、継続的な株主優待制度の公表を確認できず 公式な優待は未確認 SNSや掲示板の書き込みだけを根拠にせず、適時開示と招集通知を確認する

NTTのdポイントは「隠れ優待」ではなく公式特典

NTTは、2026年3月31日時点で100株以上を保有し、所定の保有期間を満たす株主にdポイントを進呈しています。2年以上3年未満は1,500ポイント、5年以上6年未満は3,000ポイントです。

ただし、毎年同じ株主が受け取れる仕組みではありません。同一株主番号で受け取れる上限は合計4,500ポイントで、専用サイトへのログイン、アンケート回答、dアカウント情報の入力が必要です。2026年度対象者のエントリー期間は、2026年5月29日から2027年3月31日までと案内されています。

コメダの隠れ優待は議決権行使でKOMECA500円分

コメダホールディングスは、2026年の定時株主総会について、議案の賛否にかかわらず議決権を有効に行使した株主を対象に、株主優待KOMECAへ500円分をチャージすると公式サイトで案内しました。

通常の株主優待として付与されるKOMECA残高とは別に受け取れるため、一般に「コメダの隠れ優待」と呼ばれることがあります。ただし、2026年分の実施事実が確認できるという意味であり、翌年以降も自動的に継続する保証はありません。

3664は現在「WIZE」|旧モブキャストHD

証券コード3664の企業は、2026年4月1日にモブキャストホールディングスから株式会社WIZEへ商号を変更しました。旧社名の情報だけを掲載した記事もあるため、銘柄名の取り違えに注意が必要です。

2025年12月末の株主については、議決権行使の謝礼として500円分の選べるキャッシュレスポイントが届いた事例が複数確認できます。ただし、公式IRサイト上で、毎年実施する正式な株主優待制度として明確に約束されたものではありません。次回の株主総会招集通知に記載がなければ、前年と同じ特典は期待できません。

6993大黒屋ホールディングスは正式な株主優待を新設

大黒屋ホールディングスは、2026年7月23日に株主優待制度の導入を正式発表しました。毎年9月末日と翌年3月末日の両方で、同一株主番号により1,000株以上を保有している株主が対象です。

初回は2026年9月30日と2027年3月31日の両方で条件を満たす必要があり、3,000円相当の優待券が年1回進呈されます。優待券は同社店舗での買い物と、品物を売却する際に利用できる予定です。

過去には、100株保有者が議決権行使の謝礼としてQUOカードを受け取ったという報告もありました。しかし、今後の判断では過去の謝礼よりも、2026年7月に公表された正式制度の条件を優先してください。

三菱商事と丸紅の隠れ優待は過去情報に注意

三菱商事については、過去の株主通信に文化施設の招待券が掲載されたことがあります。ただし、2026年時点の公式IRで恒久的な株主優待制度として確認できるものではありません。最新の株主還元情報は、配当と自己株式取得を中心に構成されています。

丸紅についても、丸紅ギャラリーがあることと、株主が自動的に無料招待されることは別問題です。2026年の株主総会資料には、株主総会当日に丸紅ギャラリーが休館中であることや、来場株主への土産を用意しないことが記載されています。施設の存在だけを理由に「優待がある」と判断しないでください。

隠れ優待の低位株は本当にお得?

株価が数十円、数百円の銘柄は、100株を購入するための金額が小さく見えるため、隠れ優待目的で注目されやすい傾向があります。しかし、株価が低いことと、企業価値に対して割安であることは同じではありません。

低位株では、業績の変動、赤字の継続、資金調達を目的とする新株発行、株式の希薄化、売買高の減少などにより、株価が大きく変動する場合があります。500円相当の特典を受け取れても、株価下落による損失がそれを上回る可能性があります。

銘柄を比較する際は、特典の金額だけでなく、売上高、営業利益、財務状況、配当方針、発行済株式数の変化、継続企業に関する注記、優待の継続性まで確認しましょう。「隠れ優待利回り」だけで購入を決める方法は適切ではありません。

隠れ優待で最も多い失敗は、株を持っているのに申込期限や議決権行使期限を過ぎることです。受け取りまでの実践手順は次のページで解説します。