買う前に注意しておく点
中古車の購入で行き違いが起きやすいのは、店の善し悪しというより、確認しないまま進んでしまう場面です。次の4つは事前に押さえておくと、後から驚くことが減ります。
表示の総額と見積額の差
2023年10月から、中古車の販売価格は支払総額での表示が義務になっています。表示された金額で乗り出せることが前提の数字です。ただし、後から選ぶオプションや、遠方への納車費用、有料の延長保証は総額の外側で足されます。
見積書を受け取ったら、まず合計を表示価格と比べてください。差が出ているなら、どの項目で増えたのかを1行ずつ聞きます。増えた理由が分かれば、必要なものと外せるものを自分で選べます。
すすめられたオプション
フロアマット、コーティング、ドライブレコーダーなどは、後から追加する装備です。付けるかどうかは選べます。まとめて提案された場合でも、一つずつ必要かを判断してかまいません。
その場で答えを出す必要もありません。内訳を持ち帰って考える、と伝えれば済みます。急いで決めた結果が想定と違ったというのは、口コミで見かける典型的な流れです。
保証はどこまでか
基本保証は無料で付いてきます。範囲は国産車で3ヶ月または3,000kmまで、輸入車は1ヶ月で走行距離の制限がありません。これとは別に、有料のサービスサポートを付ければ3年まで対象を広げられます。
確認したいのは、いま提示されている保証が無料の範囲なのか、有料の追加なのかという点です。見積書のどこに計上されているかを見れば分かります。あわせて、どの部位が対象で、消耗品や事故による損傷が対象外かどうかも聞いておいてください。
納車までの期間
契約してからすぐ乗れるわけではありません。名義変更などの登録手続きと、引き渡し前の整備が入ります。車庫証明の取得にも日数がかかります。
納車日は見込みで伝えられることが多いため、前後する可能性があるかどうかも聞いておくと予定を立てやすくなります。今の車をいつ手放すかとつながる話なので、ここは早めに詰めておく項目です。
契約前に確認すること
買う場合に、契約書にサインする前に確かめておく項目をまとめました。口頭ではなく書面で残っているかどうかが大事です。
| 確認する項目 | 見る場所・聞き方 |
|---|---|
| 支払総額と見積額の差 | 表示価格といくら違うか、増えた項目は何か |
| オプションの要否 | どれが自分で選んだもので、どれが提案されたものか |
| 保証の区分と範囲 | 無料の基本保証か有料の追加か、対象部位と対象外 |
| 修復歴と車両の状態 | 修復歴の有無、整備記録が残っているか |
| 納車の時期 | 見込みか確定か、前後する可能性はあるか |
| 今の車の扱い | 下取りに出す場合の金額と、引き取りの時期 |
