価格の読み方

支払総額に入るもの、入らないもの

中古車の価格表示は支払総額での掲示が義務づけられています。何が中に入り、何が外にあるのかを分けて覚えておくと、見積書を見たときに判断できます。

支払総額に含まれる 別に足されることがある
車両価格 フロアマットやコーティングなどの追加装備
自賠責保険料、自動車重量税などの税金 有償の中古車保証
車庫証明の手続代行など登録に伴う費用 店舗から離れた地域で登録する場合の費用
展示している時点で装着済みの装備 自宅まで運んでもらう納車の費用
付帯する場合の定期点検整備費用、保証費用 点検や整備をまとめたメンテナンスのパック

右側の列はすべて自分で選べる項目です。まとめて提案されても、一つずつ必要かを判断してかまいません。

他の車と並べるとき

比べるときは支払総額を横に並べ、そのうえで年式、走行距離、車検の残り、保証が付いているかどうかをそろえます。条件がそろっていない状態で金額だけを比べても、どちらが有利かは分かりません。

保証と返品をどう使うか

保証は期間より対象部位を見る

有償の中古車保証サービスがあり、国産車は6ヶ月以上から10年まで、輸入車は5年までの期間を選べます。対象になるのは重要機構部品です。

選ぶときに見るのは年数ではなく、どの部位が対象かという点です。エンジンや変速機のように交換すると高くつく部位が入っているかどうかで、備える意味が変わります。消耗品や事故による損傷は対象外というのが一般的です。

返品サービスを前提にしない

国産車は納車後100日以内、輸入車は30日以内であれば、理由を問わず返せる制度があります。ただし条件があります。

  • 納車時から走行距離の増加が3,000km以内であること
  • 購入後に売買などの法的手続きをしていないこと
  • 車の状態が大きく変わっていないこと
  • 改造や修復歴、冠水車、メーター改ざんなどに該当しないこと
  • 一部の店舗ブランドと、自社ローンを利用した場合は対象外

返ってくるのは販売時の本体価格が中心で、購入時に払った諸費用やオプション、保証プランの代金は戻りません。つまり返品しても支払いがゼロに戻るわけではありません。

この制度は「合わなかったときの逃げ道」として見ておく程度がちょうどよく、これがあるから確認を省いてよいという話にはなりません。納車後の3,000kmを試用期間と考えて、気になる点を早めに洗い出す使い方が向いています。