PTSとは?株価・夜間取引時間・ランキング・SBI証券と楽天証券の手数料までわかりやすく解説

PTSランキングとは?値上がり・値下がり・出来高をどう見る?

PTSランキングでは、主に次のような項目を確認できます。

  • 値上がり率ランキング
  • 値下がり率ランキング
  • 出来高ランキング
  • 売買代金ランキング

ジャパンネクスト証券も公式サイトでPTSの相場ランキングを公開しており、ナイトタイム、デイタイム、X-Marketなどに分けて売買代金や出来高を確認できます。

また、証券会社や株価情報サービスにもPTSランキングがあります。

PTS値上がりランキングの見方

通常は東証の終値などを基準として、PTSの現在値がどれだけ上昇しているかを見る形式です。

例えば東証終値が1,000円で、PTSが1,100円なら単純計算では100円高、10%高です。

ただし、出来高100株で付いた1,100円と、数十万株取引されて付いた1,100円は同じ意味ではありません。

PTSでは流動性が少ない銘柄もあるため、騰落率を見る際には必ず出来高・売買代金も一緒に確認してください。

PTSランキング値下がり上位=翌日も下落とは限らない

夜間PTSで20%下落していたとしても、翌朝までに追加情報が公表されたり、海外市場が変化したり、大量の注文が入ったりすれば、東証の寄り付き価格はPTSと大きく異なる場合があります。

逆に夜間PTSで急騰していても、翌朝には上昇幅が縮小する場合があります。

PTSランキングは夜間時点の市場参加者による価格形成であり、翌日の株価予言ランキングではありません。

PTS出来高ランキングは「注目度」を見る参考になる

出来高とは、実際に売買が成立した株数です。

SBI証券でもPTS出来高上位ランキングが公開されており、2026年8月31日夜のランキングではランド、ティアフォー、日経平均ダブルインバースETFなどが上位に入る時間帯が確認されました。

ジャパンネクストPTSの2026年8月28日ナイトタイム・セッションでは、売買代金上位にキオクシアホールディングス(285A)などが入っています。

ランキングは日々変わるため、固定された「PTS人気銘柄」が存在するわけではありません。決算や適時開示が発表された日は、普段PTSであまり取引されない銘柄の出来高が急増することもあります。

キオクシアのPTSはどう見る?

キオクシアホールディングスの証券コードは285Aです。

2026年8月31日の東証終値は49,990円でした。その後のジャパンネクストPTSでは、2026年9月1日午前4時57分時点で50,140円という約定値が確認され、東証終値に対して150円高、約0.30%高となっていました。

ここで注目したいのは、午前4時57分という時刻です。SBI証券や楽天証券からの夜間PTS注文は23:59で終了していますが、ジャパンネクストPTS自体は翌6:00まで動いているため、このような時間にも株価情報が更新される場合があります。

キオクシアのように値動きや売買代金が大きい銘柄でも、PTS価格が翌日の東証寄り付き価格になるとは限りません。東証開始前の注文状況も含めて確認する必要があります。

三菱重工のPTSはどう見る?

三菱重工業の証券コードは7011です。

2026年8月31日の東証終値は3,889円でした。同日の夜間PTSでは、2026年9月1日0時22分時点で3,870円という価格が確認され、東証終値比で19円安、約0.49%安となっていました。

このようにPTSでは「東証終値比」が併記されることが多いため、夜間に市場参加者が材料をどのように評価しているのかを見る一つの参考になります。

ただし数円、数十円の差だけを材料に売買判断を行うのではなく、出来高、買い気配、売り気配、企業の適時開示なども確認しましょう。

「PTSいよ」とは?一般的なPTS用語ではない

「PTSいよ」という表現自体は、PTS制度で使用される一般的な専門用語ではありません。

もし「いよぎんホールディングスのPTS」を意味している場合、いよぎんホールディングスの証券コードは5830です。証券会社の銘柄検索で「5830」を入力し、市場をPTSへ切り替えることで、その時点でPTS取引が可能か、株価や板が存在するかを確認できます。

銘柄名を省略して入力すると別の企業と取り違える可能性があるため、PTS株価を見る際は証券コードまで確認することをおすすめします。

PTS取引のメリット|東証だけではできない売買が可能

メリット1.夜間にも株式を売買できる

PTS最大の特徴です。

東証終了後に決算発表や重要な適時開示が出た場合でも、利用する証券会社が夜間PTSに対応していれば、その日の夜に現物株を売買できます。

メリット2.朝の東証開始前にも取引できる

SBI証券や楽天証券のPTSでは朝8:20から現物取引が可能です。

東証の前場開始は9:00なので、東証開始前に取引できる時間があります。

メリット3.昼休みに取引できる

東証では11:30から12:30まで立会取引がありませんが、PTSのデイタイム・セッションは継続しています。

昼休み中に材料が発表された場合などに売買できることがあります。

メリット4.東証より有利な価格で約定する可能性がある

PTSでは東証とは異なる注文が集まっており、呼値も細かく設定されている場合があります。

そのため、東証より少し安い価格で買ったり、高い価格で売ったりできる可能性があります。

証券会社が提供するSORでは、東証とPTSなど複数市場を比較し、条件に応じて注文先を自動判定する仕組みもあります。

PTS取引のデメリット|夜間ほど板の薄さに注意

デメリット1.東証より出来高が少ない場合がある

PTSは東証に比べて取引参加者が限定されるため、銘柄・時間帯によって流動性が低くなる場合があります。

希望価格で売りたい人と買いたい人が揃わなければ、注文は約定しません。

デメリット2.買い気配と売り気配の差が広がる場合がある

例えば最も高い買い注文が990円、最も安い売り注文が1,020円という場合、その間に30円の開きがあります。

出来高の少ない銘柄では、この差が大きくなることがあります。

デメリット3.夜間価格が大きく変動することがある

決算発表直後などは注文が一方向へ集中し、東証終値から大きく離れる場合があります。

少ない出来高で大幅な値上がり・値下がりが表示されることもあるため、騰落率だけを見るのは避けましょう。

デメリット4.注文方法が限定される場合がある

証券会社やPTSによっては、PTS直接注文を指値注文のみとしている場合があります。

楽天証券のPTS直接取引では、価格は指値、本日中の通常注文というルールが案内されており、成行注文や一部の特殊注文には対応していません。

「PTSでは信用取引ができない」という情報は現在では正確ではありません。ただし、夜間信用取引は別です。さらに権利付最終日の夜間には配当の扱いが変わるため、知らずに取引すると想定と異なる結果になります。