バイナンス(Binance)について、「日本に住んでいても利用できる?」「以前のグローバル版から移行する必要はある?」「ログイン方法や本人確認は?」「手数料やスプレッドはいくら?」「日本円で出金できる?」「PayPayやBinance Japan Cardは使える?」など、疑問を持つ方は少なくありません。Binanceをめぐる情報には、2023年以前のグローバル版に関する古い内容も多く残っているため注意が必要です。この記事では、2026年9月1日時点で確認できる金融庁、Binance Japan、PayPayなどの公表情報をもとに、日本居住者向けサービス「Binance Japan」の現在の仕組みを初心者にもわかりやすく整理します。

この記事の目次
- Binance Japanとは?グローバル版との違い
- 日本居住者の利用制限と過去の移行手続き
- Binance Japanへのログイン方法
- 口座開設・本人確認の基本
- 取引手数料とスプレッドの違い
- 日本円・暗号資産の出金方法
- Binance JapanとPayPayの連携
- Binance Japanアプリの特徴
- 取扱銘柄と「おすすめ銘柄」の考え方
- 評判・口コミを見る際のポイント
- Binance Japan Cardの仕組み
- 利用前に知っておきたいリスクと注意点
Binance Japanとは?現在の日本向けバイナンスを整理
Binance Japanは、Binanceグループの日本法人であるBinance Japan株式会社が日本国内向けに提供している暗号資産交換サービスです。
金融庁の暗号資産交換業者登録一覧では、Binance Japan株式会社は関東財務局長 第00031号の暗号資産交換業者として登録されています。また、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)の会員でもあります。
Binance Japanは2023年8月に日本向けサービスを開始しました。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの現物取引、日本円の入出金、暗号資産の入出庫、定期購入、貸暗号資産など複数のサービスが提供されています。
なお、金融庁への登録は暗号資産の価格上昇や元本、安全性を保証するものではありません。金融庁も、暗号資産は法定通貨ではなく価格が変動し、損失が発生する可能性があると注意を呼びかけています。
日本居住者はバイナンスを使える?利用制限とグローバル版の違い
現在、日本居住者向けに提供されている正規のサービスはBinance Japanです。
以前、日本居住者の一部は海外向けのBinance.com、いわゆる「グローバル版Binance」を利用していました。しかし、グローバル版の日本居住者向けサービスは2023年11月30日をもって終了しました。
そのため、2026年現在に「日本居住者が昔と同じグローバル版Binanceへ新しく口座を作り、海外向けサービスをそのまま利用する」という理解は適切ではありません。日本国内向けには、日本の法令・規制に対応したBinance Japanが提供されています。
「Binance Japanへの移行手続き」は現在も必要?
「バイナンス JAPAN 移行 手続き」という情報を見かけることがありますが、これは主に2023年当時にグローバル版を利用していた日本居住者向けの移行措置を意味しています。
当時は、グローバル版の既存ユーザーに対してBinance Japanへの移行に必要な本人確認などが案内されました。これはBinance Japanが日本向けサービスを開始した際の移行スケジュールであり、新しくBinance Japanを利用する方が現在行う通常の口座開設とは区別する必要があります。
以前からBinanceのアカウントを持っており、現在のアカウント状態が分からない場合は、古いブログ記事の移行手順をそのまま実行するのではなく、現在のBinance公式画面に表示される案内や公式サポートで確認してください。
Binance Japanのログイン方法|偽サイトに注意
Binance JapanはWebブラウザとスマートフォンアプリから利用できます。ログインするときは、登録したメールアドレスまたは電話番号などを使用し、設定状況に応じた認証を行います。
暗号資産サービスでは、公式サイトを装ったフィッシングサイトへの誘導に注意が必要です。メール、SMS、SNS、広告などに表示されたリンクを無条件に開くのではなく、アクセス先がBinanceの正規サイトであることを確認してください。
ログインできない場合に確認したいこと
- 入力しているメールアドレス・電話番号が登録情報と一致しているか
- パスワードが正しいか
- 認証アプリやSMSなどの2段階認証が利用できる状態か
- 端末の日時設定が大きくずれていないか
- アカウントにセキュリティ上の制限がかかっていないか
- Binanceを装った偽サイトではなく公式サイトを開いているか
パスワードや認証用電話番号を変更した場合などには、セキュリティ保護のため一時的に出金などが制限される場合があります。画面に表示される解除日時や公式サポートの案内を確認してください。
ログインの安全性を高めるには2段階認証を活用する
パスワードだけに依存せず、認証アプリ、パスキーなど、利用可能な追加認証を設定しておくことが重要です。Binanceでは2段階認証(2FA)やパスキーなどのセキュリティ機能が提供されています。
また、他サービスと同じパスワードを使い回さないこと、登録メールアドレス自体にも2段階認証を設定すること、不審なログイン履歴や登録端末がないか定期的に確認することも有効です。
Binance Japanの口座開設と本人確認
Binance Japanで暗号資産を取引するには、アカウント登録だけでなく本人確認を完了する必要があります。
一般的な流れは次のとおりです。
- Binance Japanの公式サイトまたは公式アプリを開く
- メールアドレスまたは電話番号などを登録する
- 認証コードを入力してアカウントを作成する
- 本人情報を入力する
- 本人確認書類を使用してeKYCを行う
- 審査完了後、利用可能なサービスを確認する
本人確認で使用できる書類は、国籍などによって異なります。日本国籍の場合はマイナンバーカードや運転免許証、日本国籍以外の場合は在留カードや特別永住者証明書などが案内されています。実際に利用できる書類は申込時の本人確認画面で確認してください。
本人確認には審査があるため、「必ず数分で開設できる」「必ず即日利用できる」と断定することはできません。入力情報や本人確認書類に不一致がある場合には追加確認が必要になることもあります。
口座開設後に差が出やすいのが「取引手数料」と「スプレッド」です。さらにPayPayは入金方法によって手数料条件が異なります。知らずに使うと混同しやすいポイントを次のページで整理します。


