外国株を購入するには、通常の証券総合口座とは別に「外国株取引口座」や「外国証券取引口座」が必要になる場合があります。また、外国株には円貨決済と外貨決済があり、特定口座・一般口座・NISA口座のどれを選ぶかによって、税金や確定申告の手間も変わります。この記事では、外国株式取引口座の仕組みから、マネックス証券・SBI証券・楽天証券の手数料、NISAでの買い方、配当金、外国税額控除まで、2026年7月14日時点の情報をもとにわかりやすく解説します。
この記事の主な内容
- 外国株取引口座と証券総合口座の違い
- 特定口座・一般口座・NISA口座の選び方
- マネックス証券・SBI証券・楽天証券の特徴
- 円貨決済と外貨決済の違い
- 外国株の税金・確定申告・外国税額控除
- 1株からの買い方、配当金、上場廃止時の注意点
外国株取引口座とは?普通の証券口座との違い
外国株式取引とは海外企業の株式を売買する取引
外国株式取引とは、米国、中国、韓国、シンガポールなど、海外の企業が発行する株式を売買する取引です。日本の証券会社を通じて現地市場に注文を出す方法のほか、米国市場に上場しているADR(米国預託証券)や海外ETFを購入する方法もあります。
外国株は日本株とは取引通貨、取引時間、税金、売買単位などが異なります。特に米国株は原則として1株単位で取引できるため、株価が高すぎない銘柄であれば、比較的少ない資金から始められます。ただし、中国株やアセアン株などは市場ごとに売買単位が異なるため、すべての外国株を1株から買えるわけではありません。
外国株取引口座は外国株を管理・売買するための口座
外国株取引口座は、外国株式や海外ETFを売買するための専用口座です。証券会社によって「外国株式口座」「外国株取引口座」「外国証券取引口座」など名称が異なりますが、基本的な役割は同じです。
口座の仕組みは、次の3つに分けて考えると理解しやすくなります。
- 証券総合口座:日本円の入出金や資産全体を管理する基本口座
- 外国株取引口座:外国株の注文、外貨残高、配当金などを管理する口座
- 預り区分:特定口座・一般口座・NISA口座のどこで保有するかを決める区分
つまり、外国株取引口座を開設しただけで、自動的にNISAや特定口座になるわけではありません。注文時に「特定預り」「一般預り」「NISA預り」などの区分を選択します。
外国証券取引口座の開設が必要かは証券会社によって異なる
現在は証券総合口座の開設時に外国株口座も同時設定される証券会社がありますが、別途申し込みが必要な場合もあります。利用規約や外国証券取引口座約款への同意が必要になることもあるため、ログイン後の口座情報画面で開設状況を確認しましょう。
SBI証券では外国株式を取引するために外国株式口座が必要です。未開設の場合は、ウェブ上から申し込めるケースがあります。マネックス証券でも、証券総合取引口座と外国株取引口座の両方が必要です。
マネックス証券の外国株取引口座はどう変わった?
マネックス証券は2026年2月17日に米国株取引サービスを全面的にリニューアルしました。証券総合口座のマイページから米国株の注文画面や残高確認画面へ移動しやすくなり、スマートフォンからも取引しやすい構成になっています。
以前は、証券総合取引口座から外国株取引口座へ資金を振り替える操作が必要でした。リニューアル後は、証券総合取引口座に日本円を用意しておけば、振替サポート機能を利用して米国株を購入できる仕組みが導入されています。
ただし、外国株取引口座自体が不要になったわけではありません。マネックス証券で米国株を取引する場合は、証券総合取引口座に加えて、外国株取引口座の開設状況も確認する必要があります。
口座を開設するだけでは、外国株のコストを抑えられるとは限りません。証券会社によって差が出やすい手数料、為替コスト、NISAの使い方を次のページで詳しく見ていきます。



