逆指値付き通常とは?逆指値注文との違い
逆指値付き通常とは、楽天証券などで使われている注文名称で、通常注文と逆指値条件を組み合わせた注文です。最初に通常注文が市場へ発注され、その通常注文が約定する前に逆指値条件へ到達すると、通常注文があらかじめ指定した別の注文へ訂正されます。
例えば、保有株について「1,100円の指値売り」を市場へ出しながら、「株価が950円以下になったら成行売りに訂正する」と設定できます。上昇した場合は利益確定を狙い、下落した場合は損失拡大を抑える構成です。
重要なのは、逆指値付き通常注文は、通常注文が約定した後に新しい損切り注文を自動発注する仕組みとは限らない点です。新規の買い注文と、その買い注文の約定後に有効になる売り注文を組み合わせたい場合は、セット注文、IFD注文、IFDOCO注文など、別の注文方式が必要になります。名称と仕様は証券会社ごとに確認してください。
逆指値 sbi証券で利用するときのポイント
逆指値 sbiという組み合わせで確認したいポイントは、参照価格と発注価格を別々に入力することです。SBI証券の国内株式では、株価が参照価格に到達すると、事前に指定した成行または指値注文が発注されます。
例えば、現在値1,000円の保有株について、次のように設定できます。
- 参照価格:950円以下
- 参照価格到達後の注文:成行売り
この場合、950円以下への到達が確認されるまでは、売り注文は取引所へ発注されません。到達後に成行売りが発注され、取引所の売買ルールに従って約定します。
SBI証券の公式案内では、国内株式の逆指値は、注文銘柄の同社優先市場が東証の場合に利用できます。名証・福証・札証が優先市場となる銘柄では利用できず、PTSを選択している注文画面でも逆指値を選べない場合があります。画面やサービスの仕様は変更されることがあるため、注文前に最新の取引ルールを確認することが大切です。
SBI証券で通常指値と逆指値を組み合わせる場合
SBI証券では、指値注文と逆指値条件を同時に設定する注文としてOCO注文が案内されています。例えば、保有株について利益確定の売り指値を出しながら、価格が下落した場合には損切り用の注文へ切り替える構成です。
買い注文と売り注文をセットにする場合はIFD注文、買い注文の約定後に利益確定と損切りの両方を設定する場合はIFDOCO注文が利用されます。ただし、対象商品、市場、注文期限などに制限があるため、注文確認画面で内容を確認してください。
逆指値執行条件とは?入力画面で混同しやすい項目
逆指値執行条件とは、逆指値の条件成立後に、どのような方法やタイミングで注文を執行するかを指定する項目です。
逆指値注文では、少なくとも次の項目を区別する必要があります。
- 参照価格:注文を発動させる条件価格
- 以上・以下:どちらの方向へ到達したら発動するか
- 発注価格:条件到達後に成行または指値のどちらで出すか
- 有効期間:当日限り、期間指定など
- 時間に関する条件:寄付、引け、不成、IOCなど
SBI証券の国内株式では、執行条件付注文として、寄付成行、寄付指値、引成行、引指値、不成、IOCなどが案内されています。ただし、すべての組み合わせを常に選択できるわけではありません。銘柄、市場、注文種別、受付時間によって利用できる条件が異なります。
逆指値 使い方と主な活用場面
逆指値 損切りに利用する
逆指値 損切りは、代表的な使い方です。保有株が想定と反対に動いた場合に備え、「この価格以下になったら売る」という条件を先に設定します。
ただし、損失額を完全に固定できるわけではありません。急落、売買の少ない銘柄、ストップ安などでは、条件価格より低い価格で約定したり、買い注文が不足して約定しなかったりすることがあります。
上昇を確認してから買う
一定の上値を突破した後に買いたい場合は、買い逆指値を利用できます。現在値より高い参照価格を設定し、その価格以上になったら買い注文を発注します。
ただし、急上昇中に成行買いを発注すると、想定より高い価格で約定する可能性があります。指値を組み合わせれば購入価格の上限を設けられますが、その上限を超えて上昇した場合は約定しません。
含み益を守るために売却水準を引き上げる
株価の上昇に合わせて売り逆指値の条件価格を引き上げることで、相場が反転した際に利益確定を目指す使い方もあります。条件価格の変更が自動ではない注文では、利用者自身が訂正する必要があります。
逆指値 買い下がりには通常の買い指値を検討する
逆指値 買い下がりは混同しやすい言葉です。買い下がりとは、価格が下落した場面で追加購入する方法を指します。一方、一般的な買い逆指値は「価格が上昇して指定水準以上になったら買う」注文です。
現在値より安い価格で買いたい場合は、通常の買い指値が仕組みに合います。例えば、現在値1,000円の株を900円以下で買いたいなら、900円の買い指値を利用します。逆指値を選ぶ場面とは方向が異なります。
逆指値注文 メリットと限界
逆指値注文 メリットとしては、売買ルールをあらかじめ注文へ反映できることが挙げられます。
- 相場を常時確認できない時間にも条件到達後の注文を発注できる
- 損切りや利益確定の基準を事前に決めやすい
- 一定価格の上抜けや下抜けをきっかけに売買できる
- 感情による注文の先延ばしを抑えやすい
一方で、逆指値は損失をなくす仕組みではありません。条件価格と約定価格がずれる可能性があり、指値を使えば未約定になる可能性があります。注文内容を理解せずに利用すると、リスク管理のつもりが新たなリスクにつながります。
参照価格に到達したのに売れない、設定価格より安く売れたという事態には明確な理由があります。逆指値で起こりやすい落とし穴は次のページへ。





